自分史制作スタジオ

利用マニュアル

第1.1版 2026年7月26日 / 対象:制作スタッフ(管理者・デスク・記者) / jibunshistudio.jp

自分史制作スタジオで自分史小説を作る、制作スタッフ向けの手引きです。「どの画面で・どこを押すと・何が起きるか」に絞って、案件づくりから書籍データのお渡しまでをご案内します。

取材メモ・アンケートの書き方のコツは、別冊『取材メモとアンケートの効き方』にまとめています。

第1章 このマニュアルについて

取材メモと事前アンケートを入れて生成すると、AIが一冊の自分史小説(縦書きの EPUB/PDF)を作る Web サービスです。ブラウザだけで完結し、専用ソフトは要りません。

本書の画面例(スクリーンショット)に映る社名・氏名・作品名は、すべてサンプルです。

サービスのURL

ブラウザで https://jibunshistudio.jp を開きます(ブックマーク推奨)。

画面の開き方とヘルプ

ログインすると全画面の上部に共通バーが出ます。右側の ヘルプ から、本書と別冊『取材メモとアンケートの効き方』を別タブで開けます。

ヘルプページ
図1-1画面上部の「ヘルプ」から開くヘルプページ。2冊のマニュアルと、更新のお知らせ(バージョン情報)が並ぶ。
上部バー
図1-2全画面に共通する上部バー。右側に「メンバー」「ヘルプ」、ログイン中の役割、「ログアウト」が並ぶ。

対象の方と役割

本書は自社に所属する次の方々が対象です。役割でできる操作が変わります(第3章)。

メモ:アカウント(メール・初期パスワード)は自社の管理者が発行します(第4章)。

第2章 全体の流れ

取材から一冊のお渡しまで、上から順に進みます。必須=欠かせない工程、任意=飛ばせる工程、スタッフ=デスク・管理者の操作。

  1. 取材する

    ご本人・ご家族に取材して書き起こし、事前アンケートも回収します。本の出発点です。

  2. 必須案件を作り、素材を入れる

    案件(=1冊分)を作り、取材メモ(必須)とアンケート(任意)を登録。文体・長さも選びます(第5・6章)。

  3. 任意生成前の準備をする

    年表・人物相関や章構成の事前確認などの下ごしらえ(第7章)。

  4. 必須生成する

    自分史小説を生成する を押すと、AIがリサーチから書籍化まで自動で進めます(20分ほど・1冊分の生成枠を使用/第8章)。

  5. 原稿を仕上げる

    手直し・章の再生成・選択リライト・修正希望の一括反映で整えます(第9章)。

  6. スタッフお客さまへ共有する

    ログイン不要のレビュー用リンクで確認・ダウンロード・修正希望の受け取り(第10章)。

  7. 書籍データをお渡しする

    縦書きの EPUB/PDF をお渡し。デスク・管理者は校了・書籍化済にできます(第11章)。

第3章 役割と権限(早見表)

役割によってできる操作が変わります。役割は上部バーのお名前の横に表示されます。

できること管理者デスク編集・記者依頼者
案件の作成
素材の入力・編集(取材メモ・アンケート)
生成前の準備(各種AI操作)
生成・章の再生成・リライト
原稿の編集・修正希望の反映
校了・書籍化にする
担当記者の割当・解除
お客さま共有リンクの発行・失効
見える案件の範囲全案件全案件担当案件のみ閲覧のみ
生成可能残数(冊数)の表示非表示
メンバー管理・追加パックの購入
メモ:記者のダッシュボードには担当案件だけが並びます。案件を作ると作成者が自動で担当に。ほかの案件を見たいときは、デスク・管理者に割当を依頼してください(案件ページ先頭の 担当記者 から)。

第4章 アカウントとログイン・パスワード

初回ログイン

アカウントは自社の管理者が発行します。受け取ったメールアドレスと初期パスワードで https://jibunshistudio.jp にログインします。初期パスワードは発行時に一度だけ表示されます。

ログイン画面
図4-1ログイン画面。メールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」を押す。アカウントは管理者が発行する。

パスワードの変更

初回ログイン後は、上部バーのご自身の名前(アカウント設定)からパスワードを変更できます。

アカウント画面
図4-2アカウント画面。氏名・メール・役割の確認と、パスワードの変更ができる。
  1. アカウント画面を開く

    上部バーのご自身の名前をクリック。

  2. 入力する

    現在のパスワード新しいパスワード新しいパスワード(確認) を入力。

  3. 確定する

    パスワードを変更 を押す。

メモ:パスワードは10文字以上に。記号を混ぜるより、覚えやすい言葉の組み合わせがおすすめです(例:sakura-yamada-1962)。

パスワードを忘れたとき

重要:管理者は2名以上置いておくと安心です。片方が忘れても、もう一方が再発行できます。

第5章 案件(プロジェクト)を作る

案件とは「自分史 1冊分」の入れ物です(お客さま1人につき1案件が基本)。

ログインすると案件ダッシュボードが開きます(上部に生成可能残数、下に案件カード)。

案件ダッシュボード
図5-1案件ダッシュボード。上部に「生成可能残数:99冊」、下に案件カード(例:鉄は嘘をつかない/主人公 鈴木 誠之)が並ぶ。
  1. 主人公のお名前を入れる

    ダッシュボードの 新しい案件をはじめる(主人公のお名前) に入力し、案件を作成 を押す。

  2. 案件ページを開く

    作成された案件カードを開くと、素材の登録や設定を行う案件ページが開きます。

新規案件の入力欄
図5-2新しい案件をはじめる欄。主人公のお名前を入れて「案件を作成」を押す。
案件ページ上部と作品設定
図5-3案件ページ上部。担当記者の割当と、タイトル・副題・著者名・文体・長さ・判型などの「作品設定」を設定する。

作品設定(案件ページの「作品設定」)

メモ:迷ったら長さは「中編(推奨)」か「おまかせ」から。長さを欲張ると同じ話の繰り返しが増えます。見合わない長さには作品設定画面に注意が出ます(詳しくは別冊『取材メモとアンケートの効き方』)。

第6章 素材を入れる(取材メモ・アンケート)

完成する本の事実・分量・人物像は、入れた素材でほぼ決まる、いちばん大切な工程です。

取材メモ(必須)

案件ページの 取材メモ・文字起こし から、貼り付けかファイル(.md/.txt)で登録します。1件も無いと生成を始められません。

取材メモの登録欄
図6-1取材メモ・文字起こしの登録欄。登録済みメモの一覧、ファイル読み込み、直接貼り付けができる。

事前アンケート(任意)

案件ページの 事前アンケート に、価値観・座右の銘・口ぐせ・伝えたい思いなどを入力します。無くても生成できますが、内面を厚く描くなら書いてもらってください。

事前アンケートの入力欄
図6-2事前アンケートの入力欄。生い立ち・家族・価値観・座右の銘など、本人の言葉で記入する。
重要:素材は要約・圧縮されず、原文がまるごと全文、生成の主要な工程すべてに渡ります。書いたことは必ず届き、書かなかった出来事・人物・気持ちは、AIには「存在しないこと」と同じです。
メモ:素材が本の何にどのくらい効くか、良い書き方、コピーして使えるひな型は別冊『取材メモとアンケートの効き方』に。取材前の一読をおすすめします。

第7章 生成前の準備(任意)

生成前の「下ごしらえ」パネルが並びます。使うとよい本に近づきますが、すべて飛ばしても生成できます。

素材カルテ(分量・厚みの診断)

素材の厚みを時期ごとに診断し、手薄な箇所や適切な長さ設定を教えます。長さに迷ったらまず。

素材カルテ
図7-1素材カルテ。取材メモの厚みを時期ごとに診断し、追加取材の候補を示す。下には「深掘り質問リスト」も並ぶ。

年表・人物相関(事実整理)

起きた順の年表と人物関係を抽出します。ここで直した内容は「確定した事実」として、以降の全工程で最優先されます。準備の中でいちばん効果的です。

年表・人物相関
図7-2年表・人物相関。取材メモから抽出した年表と人物関係を確認・修正でき、直した内容が以降の全工程で優先される。

章構成(事前確認)

起承転結の章立てと各章のあらすじ・感情の流れ・テンポを、生成前に確認・確定できます。確定すると生成後の作り直しが減ります。

章構成(事前確認)
図7-3章構成(事前確認)。起承転結の章立てと、各章のあらすじ・見せ場・感情の流れ・テンポを生成前に確定できる。

人生を貫くテーマ

本の芯になるテーマの候補をAIが提案し、1つ選んで確定できます。ほかに、話し方・口ぐせを整理する「人物ボイスシート」、追加取材のヒントになる「深掘り質問リスト」もあります。

人生を貫くテーマ
図7-4人生を貫くテーマ。AIが候補を提案し、1つ選んで確定すると、その主題で本文が生成される。
重要:1つだけやるなら、年表・人物相関の確認を。事実の誤りをここで直すと、本文全体の正確さが上がります。

第8章 自分史小説を生成する

素材と設定がそろったら生成です。案件ページの 小説の生成 で操作します。

生成のはじめ方と残り冊数

  1. 取材メモを確認する

    取材メモが登録済みか確認(未登録だと生成できません)。

  2. 生成を開始する

    自分史小説を生成する を押すと、進捗バーに切り替わります。

  3. 残り冊数を確認する

    ボタン近くに 生成可能な残り:◯冊 と表示されます。1回の生成で1冊分を使います。

生成は20分ほど。進捗バーに、いま進む工程(リサーチ → 章構成 → 執筆 → 書籍化 など)が出ます。画面を閉じても裏で進みます。

小説の生成パネル(完了後)
図8-1小説の生成パネル(完了後)。「生成が完了しました」の表示と、生成可能な残り冊数。「もう一度生成する」で作り直せる。

鮮度のお知らせ

取材メモやアンケートを後から更新したのに、以前の準備データ(年表・人物相関/人物ボイスシート/章構成〈事前確認〉)が残っていると、生成ボタン近くにお知らせが出ます。

鮮度のお知らせ
図8-2鮮度のお知らせ。取材メモ・アンケートが準備データより新しいとき、生成ボタンの近くに表示される(生成はそのまま行える)。
メモ:そのまま生成もできますが、新しい素材は古い準備データには反映されません(とくに年表・人物相関は全章を縛ります)。反映したいときは各パネルで再抽出・再作成してから生成を。生成が成功すればお知らせは消えます。

失敗したとき — 続きから再開

通信の不調などで生成が止まると、失敗が表示されます。続きから再開(完了済み工程をスキップ) を押すと、終わった工程はやり直さず、止まったところから続きを作ります。

重要:「続きから再開」は生成枠(冊数)を消費しません。残り0冊でも押せます。まずはこれを試してください(最初からやり直すのは 最初から再試行。こちらは1冊分を使います)。

第9章 原稿を仕上げる

生成された初校を公開品質まで整えます。案件ページの 原稿・成果物原稿を編集 でエディタに入ります。

エディタでの手直しと再生成

本文を書き換えて保存できます。AIの再生成・リライトは保存済みの原稿に対して処理されるので、先に保存してください。章まるごとの「章ごとの再生成」、一節だけの「選択箇所のリライト」もエディタから使えます。

原稿エディタ
図9-1原稿エディタ。本文を書き換えて保存でき、「保存してEPUB/PDFを再生成」もできる。章は「## 章タイトル」で区切る。

修正希望のAI一括反映

案件ページの 校閲・修正依頼 に、社内やお客さまからの修正希望が集まります。選んで 選択した修正希望をAIで一括反映 すると、該当箇所だけを外科的に直します。

校閲・修正依頼
図9-2校閲・修正依頼。「未対応/反映済み/見送り」で仕分けし、選んだ修正希望をAIで一括反映できる。

校閲ビューで読み比べる

校閲ビューを開く を押すと、本文を読みながら箇所を選んで修正希望を書き込めます。文字サイズや縦書き表示も切替可。お客さまが共有リンクで見る画面も同じ読み心地です(第10章)。

校閲ビュー
図9-3校閲ビュー。本文の箇所を選んで修正希望を書き込め、文字サイズや縦書き表示も切り替えられる。

品質レポートで確認する

案件ページの 品質レポート は、原稿を機械的に計測し、水増し(膨張率)・会話の痩せ・薄い章・逐語重複・呼称ブレの疑いを洗い出します。AIによる処理を使わないので、何度計測しても無料です。

品質レポート
図9-4品質レポート。章数・総字数・膨張率・逐語重複などを、AIを使わずに機械計測する(無料)。
メモ:再生成・リライト・一括反映のいずれも前の版は履歴に残り、版の履歴と差分 からいつでも見比べられます。

第10章 お客さまへの共有(レビュー用リンク)

ご本人・ご家族に原稿を確認いただくには、ログイン不要の共有リンクを発行します(発行・失効はデスク・管理者)。案件ページの クライアント共有リンク から操作します。

クライアント共有リンク
図10-1クライアント共有リンク。ラベルと有効期限を選んでログイン不要のURLを発行し、発行済みリンクの状態(有効/期限切れ/失効済み)を管理する。
  1. ラベルを入れる

    ラベル(社内管理用) に宛先メモを入れます(例:田中様用)。お客さまの画面には出ません。

  2. 有効期限を選ぶ

    7/14/30/60/90日から選びます。

  3. 発行してコピーする

    共有リンクを発行 でURLが表示。コピーしてお伝えください。

重要:完全なURLは発行直後の1回しか表示されません(後から再表示できません)。その場で必ずコピーを。取り違えたら、いったん失効して発行し直してください。

お客さまはURLを開くだけで原稿を読み(縦書きにも切替可)、気になる箇所に修正のご希望を送り、書籍ファイル(EPUB/PDF)をダウンロードできます。

発行済みリンクは一覧で状態を確認でき、期限が来れば自動で開けなくなります。不要なリンクは 失効する ですぐ無効化できます。

第11章 書籍データ(縦書き EPUB / PDF)

完成した本のファイルは、案件ページの 原稿・成果物 のダウンロード欄から入手します。

原稿・成果物
図11-1原稿・成果物。テキスト原稿・EPUB・印刷用PDFのダウンロードと、リサーチノート・シナリオ構成案・KDPメタデータの確認ができる。

ダウンロードできるもの

リサーチノート・シナリオ構成案・KDPメタデータなどのテキスト成果物も同じ欄で確認できます。

メモ:ファイルが見当たらないときは、まだ生成されていないかもしれません。保存してEPUB/PDFを再生成 を。タイトルなど設定を変えたときも、再生成で表紙・奥付に反映されます。

校了・書籍化にする(デスク・管理者のみ)

原稿が仕上がったら 校了にする書籍化済にする の順に進めます(編集・記者の画面にボタンは出ません)。書籍化済の後も 校了に戻す で戻せます。

第12章 生成枠(冊数)と追加パック

本を1冊生成するたびに「生成枠(冊数)」を1つ使います。おもに 管理者 向けの章です。

管理者は上部バーの メンバー を開くと、生成枠のパネルで残数を確認できます。生成枠は買い切り(無期限)で、月ごとのリセットや月末の失効はありません。残数は「購入した合計 − 使用した合計」です。

生成枠パネル
図12-1メンバー画面の生成枠パネル。残数と累計、追加パックの購入ボタンが並ぶ。

追加パックの購入(請求書払い)

  1. 購入ボタンを押す

    生成枠パネルの追加パック購入ボタンを押します(確認画面に税別金額が表示されます)。

  2. その場で付与される

    確認すると、その場で冊数が付与されます(後払い・請求書は後日)。

  3. すぐ生成を続けられる

    支払い前でも生成を続けられます。付与待ちの件数もパネルで確認できます。

メモ:未精算の追加パックが一定数に達すると、その回はその場で付与されず、確認後の付与(承認待ちの表示)になります。失敗した本の「続きから再開」は冊数を消費しません。

第13章 メンバー管理/困ったときは

メンバー管理(管理者のみ)

管理者は上部バーの メンバー から、自社のアカウントを管理できます。上部に 有効アカウント:◯ / ◯ が表示され、契約の上限まで発行できます。

メンバー管理画面
図13-1メンバー管理画面。メンバーの追加・役割変更・パスワード再発行を管理者が行う。同じ画面の下部に生成枠パネルもある(図12-1)。
メモ:無効化やパスワード再発行の直後でも、ログイン中の端末は最長24時間そのまま使えることがあります。急いで締め出すときは、無効化とパスワード再発行を両方行ってください。

困ったときは

こんなときまず試すこと
生成が途中で止まった/失敗した続きから再開(完了済み工程をスキップ) を押す(冊数は消費しません)。
画面の表示がおかしい/固まったブラウザの再読み込み(リロード)を試す。
パスワードを忘れた管理者に再発行を依頼(唯一の管理者ご本人の場合は運営へ連絡)。詳しくは第4章。
残り冊数がなくて生成できない管理者が メンバー から追加パックを購入(第12章)。
担当している案件が見当たらない(記者)デスク・管理者に担当の割当を依頼(第3章)。
それでも解決しないとき運営(サービス提供元)へご連絡ください。